高砂熱学工業はやばい?と言われる理由と実態を検証【年収・残業・離職率・口コミ】
「麻布台ヒルズ」「高輪ゲートウェイ駅」など、日本を代表する建物の設備工事を手がける高砂熱学工業。
サブコン業界トップクラスの高収入と技術力を誇る一方で、「やばい」「きつい」といった評判もちらほら。
この記事では、年収・残業・離職率・口コミまで、データと社員の声から実態を徹底解説します!
高砂熱学工業の会社概要
高砂熱学工業は、創業1923年の空調・設備工事分野をリードする上場サブコン。
売上高は3,600億円を超え、国内最大級の設備工事会社として、ランドマーク級の大型案件・宇宙開発プロジェクトまで多様な領域を展開中。
会社名 | 高砂熱学工業株式会社 |
---|---|
英語名 | Takasago Thermal Engineering Co., Ltd. |
資本金 | 131億円 |
所在地 | 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア |
設立年 | 1923年 |
売上高(2024年3月期) | 3,633億6600万円 |
高砂熱学工業がやばい・きつい・やめとけと言われる理由
高砂熱学工業の「やばい」と言われる理由は主に以下の5つ。
サブコン業界ならではの現場の実態、最新データと口コミを整理します。
- ①長時間労働と働き方改革の課題
- ②離職率が高いという噂
- ③従業員による横領
- ④転職難易度・中途採用倍率の高さ
- ⑤人材不足と若手離職の問題
長時間労働と働き方改革の課題
事実として、2022年度の平均残業時間は月41.8時間と建設業界平均(13.7時間)を大きく上回る水準。
大規模案件・納期前には終電帰りが続くこともあり、特に若手・現場配属者の負担が目立ちます。
ただし働き方改革の流れで残業削減に取り組み中。現場・配属で負荷が大きく異なる点は要注意。
離職率が高いという噂
事実として、2023年度の入社3年以内離職率は7.1%と同業他社や全業種平均(約35%)に比べ極めて低い。
ここ数年で急激に離職率が改善されていることもポイント。
ただし、現場ごとに定着率にばらつきがあり、若手や多忙な現場は早期離職しやすい傾向も。
従業員による横領
事実として、2023年に大阪支店で複数従業員による1500万円規模の架空経費計上・横領が発覚。
社内調査で判明し、厳正に対処&管理体制強化を発表。会社ぐるみの不正ではなく個人犯行ですが、管理体制や社内モラルへの不安が指摘されました。
転職難易度・中途採用倍率の高さ
事実として、2023年度の中途採用比率は16.9%。
人気企業で応募は多いですが、積極採用も増加中。
しっかり対策をすれば「十分チャンスあり」と言えます。
人材不足と若手離職の課題
– 現場の労働環境が厳しく、若手社員が定着しにくい
– ベテラン社員の技術伝承が進まないまま離職するケースも
– 技能労働者の数が不足し、1人あたりの負担が増大
サブコン全体の課題でもあり、現場負担・長時間労働・教育体制の継続的な見直しが進められています。
高砂熱学工業の良い評判・口コミ・メリット
高砂熱学工業は業界内で「年収水準の高さ」「スケールの大きな仕事」「技術力・ブランド」の3点で高い評価を得ています。
年収が高く将来設計も安心
事実として、2024年の平均年収は1,028万円(平均年齢42.2歳)で、サブコン業界トップクラス。
20代で400万円台~、30代で800万円台、40代で1,000万円台、管理職で1,600万円近くまでアップします。
賞与は年2回、平均150万円程度で高水準。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2020 | 878万円 | 42歳 |
2021 | 818万円 | 42歳 |
2022 | 889万円 | 42.3歳 |
2023 | 944万円 | 42.2歳 |
2024 | 1,028万円 | 42.2歳 |
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サブコンの経験によるキャリアアップ・市場価値の向上
高砂熱学工業での施工管理・設計経験は建設業界全体で「市場価値が高い」「大規模案件の管理能力が身につく」「ネームバリューが転職でも有利」と評判。
特許・技術開発にも積極的で、チャレンジできる環境です。
口コミ・社員の声
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T.N.(20代/設備工事管理職/年収約450万円)
チームで大規模施設を担当。責任も大きいが竣工時の達成感も格別。 -
I.T.(30代/設備設計/年収約800万円)
設計の工夫で省エネ・コスト削減につなげた成功体験がやりがい。 -
K.A.(40代/設備工事施工管理/年収約1000万円)
高層ビルの空調設備工事を納期通り完成。現場全体を統括する難しさと達成感。
高砂熱学工業に向いている人・向いていない人
- 向いている人
- 大規模案件・ランドマーク建設に関わりたい人
- 高収入・手厚い待遇を求める人
- 施工管理や設備設計で成長したい人
- 責任あるポジション・チームマネジメントに挑戦したい人
- 向いていない人
- ワークライフバランス重視・残業が苦手な人
- 変化・スピード感重視の働き方が好きな人
- 安定よりも自由な働き方や個人主義を大事にしたい人
高砂熱学工業は「現場志向・成長志向・高収入志向」の方にはピッタリの会社。
一方で、ワークライフバランスや働き方改革を最重視する方は、配属現場の実態や雰囲気も入社前に必ず確認しましょう。
面接・OB訪問で確認すべきチェックリスト
- 現場・部署ごとの残業・休日・働き方の実態
- 昇進・評価制度のルール・納得度
- 若手社員の育成・フォロー体制
- 福利厚生(住宅手当・寮・社宅・資格取得)の利用実態
- 不祥事・管理体制強化の進み具合
- 配属・異動・希望の通りやすさ
- 大規模案件のチーム体制やマネジメント方法
数字や制度だけでなく、現場の雰囲気・働き方の実態を直接ヒアリングしましょう。
FAQ
Q. 「高砂熱学工業はやばい」と言われる最大の理由は?
A. 長時間労働(平均残業40時間超)・現場負担・横領事件・現場配属によるワークライフバランスの難しさなどが挙げられます。
Q. サービス残業や固定残業の運用は?
A. 残業代は全額支給が原則。現場や上司による雰囲気差はあるため、入社前に現場での運用状況を必ず確認しましょう。
Q. 離職率は高い?どの層が辞めやすい?
A. 離職率は近年大きく改善(7.1%)。ただし現場負担や配属次第で若手の早期離職も。育成やサポート体制を要チェック。
Q. 面接やOB訪問で何を確認すれば安全?
A. 配属現場の残業・休日・評価制度、管理体制、キャリアアップ環境などを具体的に質問し、ギャップを防ぎましょう。