日本工営はやばい？と言われる理由と実態を検証【年収・残業・離職率・口コミ】

建設コンサル業界の最大手、日本工営。
社会インフラから海外ODAまで幅広く手がける一方、「やばい」「きつい」といった声や不祥事も話題に…。
本記事では、年収・働き方・福利厚生・現場の評判・不祥事の真相まで、口コミやデータをもとに総合分析します。

日本工営の会社概要

日本工営は1946年創業の建設コンサルタント業界トップ企業。
河川・ダム・道路・港湾・空港・鉄道・上下水道・都市インフラに強みを持ち、海外ODA分野でも日本の代表的な技術者集団として活躍。

会社名	日本工営株式会社
英語名	Nippon Koei Co., Ltd.
資本金	5億円
所在地	東京都千代田区麹町五丁目4番地
設立年	1946年
主要事業	建設コンサルタント・インフラ設計・調査・開発支援

「やばい」と言われる主な理由

日本工営が「やばい」「やめとけ」と言われる主な理由には、働き方や残業・評価制度・福利厚生・社風・不祥事の影響・人材不足など、業界特有の悩みが凝縮。
実際の口コミと業界データをもとに、多角的に解説します。

働き方（残業・休日・多様な働き方の実情）

事実として、働き方は部署・時期により大きく差が出ます。
「繁忙期（11月～3月）は忙しく、年度末は土日出勤も発生」「リモートワークは上司も利用しており柔軟に可能」「有給はスケジューラに記入すれば自由に取得可」など、全体的に自己裁量は高め。
副業は禁止されています。

口コミ傾向：「忙しい時期は土日も出勤」「工期の平準化で1年中忙しくなった」「静かで落ち着いた雰囲気」「個人主義ほどではないが、和やかな職場」など、
働きやすさと多忙さが部署や上司、プロジェクトごとに大きく異なります。

年収・評価（昇給・賞与・評価制度）

事実として、基本給は業界平均水準～やや高め、残業代は全額支給。
賞与は夏・冬・業績連動型（秋）の年3回。
評価制度は実力主義と年功序列のハイブリッドで、若手は年功序列色が強く、一定年次から成果反映が強くなる傾向。
「グレード制」で評価の指標も明示され、面談も年1回実施されています。

口コミ傾向：「残業代で年収が上がる」「上司との関係が悪くなければ評価が分かりやすい」「賞与が年3回」「若手は昇給幅が小さい」など、
スキルアップとワークライフバランスを両立したい人にはマッチしやすい環境。

福利厚生（社宅・寮・各種制度）

事実として、独身寮・社宅の補助は手厚く、結婚後も一定期間は社宅利用が可能。
本社ビルは新しくフリーアドレス、地方勤務でも借上げ社宅・寮が利用できます。
その他、健康診断・資格取得支援・リフレッシュ休暇なども基本制度として充実。

口コミ傾向：「福利厚生はかなり充実」「社宅・寮がありがたい」「オフィス環境が良い」「一般的な大手水準」「制度利用の期限や条件がある」など、
生活・住まいの面でも安心できる会社です。

社風・雰囲気（組織文化・人間関係）

事実として、部署ごとにカラーが異なりますが、
「風通しがよく相談しやすい」「和やかだが組織は縦割り」「協業案件でも各部署の役割意識が強い」などの傾向。
プロ意識が高い職人気質の技術者が多く、若手の成長や多様性推進にも取り組んでいます。

口コミ傾向：「社会貢献性が高い」「やりがい・達成感がある」「若手にも裁量が与えられる」「中間管理職の負荷が高い」「部署間連携に課題」など、
専門家として成長できる環境ですが、組織の壁や情報共有の弱さも課題に。

不祥事（調査データ改ざんの影響）

事実として、2022年～2023年に発覚した国交省向け渋滞調査データの改ざんが大きな問題となりました。
本来の計算方法を使わず、渋滞が発生していないように見せる不適切報告を提出（2023年7月に内部通報→社内調査・訂正）。
行政・業界からの信頼失墜とともに、再発防止や社内チェック体制の強化が進められています。

口コミ傾向：「現場の実態より発注者の期待優先が優先されることがある」「業務負荷を減らすために安易な判断をしがち」など、
チェック体制やガバナンスの透明性が今後の課題となっています。

人材不足と若手離職の課題

事実として、建設コンサル業界は人材不足・高齢化・若手流出が深刻。
日本工営でも現場負担や中堅層の離職、若手の定着率が業界平均並みの課題に。
現場ごと・プロジェクトごとに負担が偏りやすい環境があり、技術伝承やワークライフバランスの維持が重要テーマです。

口コミ・評判

実際に日本工営で働く社員・元社員による現場体験談から、仕事内容や成長機会・やりがい・注意点などを整理します。

• K. S.（20代後半／建設コンサルタント／年収約350万円）
  港湾インフラの計画設計・解析から現場監理まで幅広く担当。机上設計だけでなく現場理解・コミュニケーション力も重視される。
• T. A.（30代／建設コンサルタント／年収約500万円）
  土石流や地すべりなど防災分野の計画設計を担当。調査・解析・現地対応・応急計画まで地域の安全を支える専門職。
• N. H.（40代／建設コンサルタント／年収約600万円）
  交通インフラ計画や広域避難計画などを担当。災害・交通・都市計画の最前線で社会貢献と技術の両立にやりがいあり。

日本工営に向いている人・向いていない人

日本工営の働き方や社風・キャリア志向にマッチするタイプ／しないタイプをまとめます。

• 向いている人
  • 社会インフラ・公共事業に関わりたい人
  • 技術職・プロフェッショナル志向の人
  • 現場やプロジェクトで裁量を持って働きたい人
  • 社会貢献性・やりがいを求める人
  • ワークライフバランスも意識したい人
• 向いていない人
  • 超高収入や営業的成果主義を重視する人
  • 変化やスピード感を最優先したい人
  • ルーティンや現場作業が苦手な人
  • チームワークより個人主義で働きたい人

日本工営は技術志向・社会貢献・成長意欲の強い方におすすめ。
一方、営業や成果主義・プライベート最重視の方は現場・部署ごとの実態確認が大切です。

見極め方・チェックリスト

日本工営の実態を自分で見極めるため、面接やOB/OG訪問時に必ず確認したい質問例をまとめました。

• 現場や部署ごとの残業・休日・繁忙期の実態
• 昇給・賞与・評価制度のルールと納得度
• リモートワークや多様な働き方の可否
• 社宅・寮・福利厚生制度の利用実態
• 若手・中堅の定着率や育成体制
• チーム・部署間連携や情報共有の雰囲気
• ガバナンス・再発防止策やチェック体制

数字や制度だけでなく、現場の雰囲気・上司のタイプ・配属先の特徴なども必ず確認しましょう。

FAQ

Q. 「日本工営はやばい」と言われる最大の理由は？

A. 多忙な働き方・繁忙期の負担・年功序列と評価のギャップ・不祥事の影響・人材流動性の高さが主な理由。<br