九電工はやばい?と言われる理由と実態を徹底検証【年収・残業・離職率・口コミ】
九州・日本全国の電気工事インフラを支える九電工。
「やばい」「ブラック」とネットで言われる一方、年収・安定性・社会貢献で高評価の声も。
この記事では、離職率や残業、社風・現場口コミまで九電工の実態をデータと体験談で徹底解説します!
九電工とはどんな会社?
九電工は九州電力グループの中核を担うサブコン(電気設備工事・インフラ設備大手)。
電力・通信インフラ、空調・省エネ、自治体・病院向け工事、東南アジアを中心とした海外事業まで、幅広いインフラ整備を手掛けるエンジニアリング企業です。
会社名 | 株式会社九電工 |
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英語名 | KYUDENKO CORPORATION |
資本金 | 125億円 |
本社所在地 | 福岡県福岡市南区那の川一丁目23番35号 |
設立 | 1944年 |
事業領域 | 主な事業内容 |
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配電事業 | 配電委託・電力インフラ・電気工事・空調管工事・環境資源設備工事など |
情報通信事業 | 自治体・病院・工場など公共/民間のICT設備・通信工事 |
エコ事業 | 建築・省エネ設備・エコ住宅工事・調査研究など |
海外事業 | 東南アジア中心のエネルギー/インフラ事業 |
新規事業 | 新エネルギー・PFI事業・医療支援など |
「やばい」と言われる主な理由
九電工が「やばい」「ブラック」と言われる理由には、長時間労働・高離職率・体育会系文化・転職難易度・人手不足などサブコン共通の課題も含まれています。
実態をデータと現場口コミで解説します。
長時間労働と働き方改革の課題
2023年度の月間平均残業時間は29.9時間と業界標準より高め。
工期厳守・突発トラブル・多現場管理など、プロジェクト進行によっては繁忙期の負担増や終電帰りも。
一方で働き方改革や時間外労働の上限規制(月45時間/年360時間)の遵守を目指し、工期確保・定時会議の推進も進められています。
離職率が高いという噂
2022年度の離職率は16.7%(直近3年で20%)。
厚労省の平均(約15%)よりやや高めで、若手の定着や現場マッチ度には注意が必要。
ただし、ここ数年で離職率は低下傾向。社内の働き方改革・教育体制見直しも進んでいます。
年度 | 離職率 |
---|---|
2020 | 26.3% |
2021 | 17.3% |
2022 | 16.7% |
企業倫理と企業文化の影響
上下関係の厳しさ・体育会系の風土・利益重視による疲弊など、サブコン特有の「昭和気質」な文化も残ります。
ただし、労働時間短縮・社内コミュニケーション改革・女性活躍推進など風土改善も進行中。
働きやすさや現場雰囲気は配属・上司・拠点次第で大きく異なるため、事前確認が重要です。
転職難易度・中途採用倍率の高さ
転職人気企業ランキング2024トップ300入り。
2024年度の中途採用比率は21.7%。経験者採用枠も多い一方、選考倍率や人気は依然高め。
プロの転職エージェント活用でミスマッチ回避と選考通過率UPを狙いましょう。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021 | 9.1% |
2022 | 8.2% |
2023 | 8.7% |
2024 | 21.7% |
人材不足と若手離職の課題
建設業界全体の悩みとして、現場人手不足・若手定着率・ベテラン技能伝承などが続きます。
複数現場管理やプロジェクト規模拡大により一人あたりの負担増も見られ、今後も現場教育や人員育成が急務。
データで見る実態・年収推移・同業比較
九電工の平均年収や年代別・職種別年収、離職率や売上高推移をまとめました。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2020 | 684万円 | 38.7歳 |
2021 | 682万円 | 38.7歳 |
2022 | 685万円 | 38.6歳 |
2023 | 685万円 | 38.7歳 |
2024 | 700万円 | 39.0歳 |
年齢層 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 400〜500万円 |
25~29歳 | 550〜650万円 |
30~39歳 | 700〜850万円 |
40~49歳 | 850〜1200万円 |
50~59歳 | 1200万円以上 |
職種 | 平均年収 |
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施工管理 | 561万円 |
電気技術者 | 604万円 |
営業職 | 503万円 |
口コミ・評判
良い口コミ:「年収が高い」「福利厚生や社宅が充実」「公共インフラで社会貢献度が高い」「研修・OJTで成長できる」など。
悪い口コミ:「残業が多い」「現場負担や多現場管理」「体育会系文化や上下関係」「若手定着や教育格差」など。
配属・上司・地域により体感は異なるため、面接や現場OB/OG面談でリアルな雰囲気を聞き出しましょう。
九電工に向いている人・向いていない人
向いている人:「インフラ・社会貢献に興味がある」「大手の安定・高年収を狙いたい」「現場で責任感を発揮したい」「成長志向・チャレンジ志向」
向いていない人:「ワークライフバランス最重視」「上下関係や体育会系文化が苦手」「現場の変化・人間関係への適応が苦手」
見極め方・チェックリスト
九電工に転職・就職を検討するなら、必ず以下のポイントを確認しましょう。
- 配属先や現場の残業・休日出勤体制
- 給与・賞与・昇給や福利厚生の詳細
- 現場のマネジメント方針・上司との相性
- 若手定着率・研修OJTやサポート体制
- 人間関係・体育会系文化の強さ・実態
面接・エージェント相談や現場見学で「現場のリアル」を必ず確認しましょう。
FAQ
Q. 九電工はやばい?と言われる最大の理由は?
A. 残業の多さ・若手定着率・体育会系文化・現場負担・転職難易度が主な指摘点。
一方で年収・福利厚生・社会貢献・安定感は大手サブコンの強みです。
Q. ブラック企業なの?残業・休日出勤は?
A. 月30時間前後の残業は多めだが、働き方改革や社内制度改革も進行中。
配属やプロジェクトで働き方に差が大きいので現場確認は必須です。
Q. 年収や賞与・福利厚生は?
A. 平均年収700万円、賞与は年2回支給。社宅や住宅補助・福利厚生も大手水準。
役職やスキルに応じて1,000万円超も十分狙えます。
Q. 面接やOB/OG訪問で何を質問すれば失敗しない?
A. 希望職種・現場の残業・休日体制、配属先の雰囲気、研修やOJT・上司や現場マネジメント、福利厚生の詳細など、現場目線の具体質問がミスマッチ防止のポイントです。