NTT都市開発の年収や福利厚生、働き方について徹底調査!
大手デベロッパーの中でも高水準の給与を誇るNTT都市開発。
この記事では、平均年収や年代・職種別の年収、初任給、福利厚生、口コミまで、気になる情報を余すことなくご紹介します。
転職や就職を検討している方はもちろん、業界研究にも役立つ内容です。
NTT都市開発の平均年収・中央値はいくら?業界内の位置付けも解説!
NTT都市開発の給与水準は業界内でも注目されています。
ここでは最新の平均年収や、他の大手デベロッパーと比較した際の位置づけについて詳しく解説します。
平均年収
NTT都市開発の平均年収は1,003万円(2024年3月期、平均年齢39.5歳)です。
この金額は全従業員の平均であり、役職や職種、年齢によって差はあるものの、建設・不動産業界の中でも非常に高い水準に位置しています。
また、年収偏差値は72.6と、同世代と比較してもトップクラスです。
業界内での位置づけ:高い(大手デベロッパー内で7位)
NTT都市開発は大手デベロッパーの中で7位の平均年収を誇ります。
ヒューリックや三井不動産、三菱地所などと比べるとやや控えめですが、建設業全体の平均年収(約544万円)と比べると圧倒的な高さです。
「大手デベロッパーの中でも十分な高年収」と言えるでしょう。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 1位 | ヒューリック | 1,908万円 |
| 2位 | 三井不動産 | 1,289万円 |
| 3位 | 三菱地所 | 1,273万円 |
| 4位 | 東急不動産 | 1,113万円 |
| 5位 | 野村不動産 | 1,091万円 |
| 6位 | 東京建物 | 1,024万円 |
| 7位 | NTT都市開発 | 1,003万円 |
NTT都市開発の年収推移(過去3年)
NTT都市開発の年収は安定して高水準を維持しています。
ここでは直近3年間の平均年収・平均年齢・従業員数の推移をまとめました。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 従業員数 |
|---|---|---|---|
| 2022年3月期 | 990万円 | 39.2歳 | 非公開 |
| 2023年3月期 | 995万円 | 39.3歳 | 非公開 |
| 2024年3月期 | 1,003万円 | 39.5歳 | 非公開 |
年代・職種・役職別の年収目安
NTT都市開発では年齢や職種、役職によって年収に大きな幅があります。
ここでは、年代別・職種別・役職別の年収目安を詳しくご紹介します。
年代別(20代/30代/40代/50代)
NTT都市開発の年代別年収は、20代前半で約464万円、30代で800万円台、40代で1,000万円を超え、50代でピークを迎えます。
20代はまだ経験が浅いことから年収も控えめですが、30代後半から役職が付くことで一気に年収が上がる傾向です。
40代では1,051万円、50代では1,277万円と、業界内でもトップクラスの水準に到達します。
60代以降は役職定年や再雇用の影響でやや下がるものの、それでも900万円台を維持しています。
| 年代 | 推定年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 464万円 |
| 25〜29歳 | 618万円 |
| 30〜39歳 | 824万円 |
| 40〜49歳 | 1,051万円 |
| 50〜59歳 | 1,277万円 |
| 60〜69歳 | 927万円 |
職種別(開発/営業/コーポレート)
職種によっても年収レンジは大きく異なります。
開発職は800万円〜1,200万円と高水準で、プロジェクトの規模や責任範囲に応じて年収が上がります。
営業職は600万円〜1,000万円で、インセンティブや成果報酬が反映されやすい傾向です。
総合職(コーポレート系)は500万円〜900万円とやや控えめですが、安定した給与体系が魅力です。
| 職種区分 | 平均年収 |
|---|---|
| 営業職 | 600万円〜1,000万円 |
| 総合職 | 500万円〜900万円 |
| 開発職 | 800万円〜1,200万円 |
役職別(一般/主任/係長/課長/部長)
役職が上がるごとに年収も大きくアップします。
役職なしの一般社員でも721万円、主任で906万円、課長で1,185万円、部長で1,339万円と、昇進ごとに100万円以上の差が生まれます。
役員クラスになると2,000万円以上も狙えるため、キャリアアップを目指す方には大きな魅力です。
なお、昇進スピードは個人の評価や成果によって異なります。
| 役職 | 年収の目安 |
|---|---|
| 役職なし | 721万円 |
| 主任 | 906万円 |
| 課長 | 1,185万円 |
| 部長 | 1,339万円 |
| 役員 | 2,000万円〜 |
初任給・新卒1年目の年収
新卒で入社した場合の初任給や1年目の想定年収についても詳しく解説します。
学部卒/院卒の月給・賞与・想定年収
2026年度の初任給は、学部卒で月給300,000円、修士了で月給320,000円です。
これに加えて、年2回の賞与や各種手当(住宅手当、通勤手当、家族手当など)が支給されます。
1年目の想定年収は、賞与や手当込みで約420万円〜450万円が目安となります。
モデルケース(残業月20h想定)
例えば、学部卒で月給30万円、賞与4ヶ月分、残業月20時間(残業代込み)を想定すると、
年収は約430万円前後となります。
残業代や手当の有無によって多少前後しますが、1年目から業界平均を上回る水準です。
賞与・昇給・インセンティブ
NTT都市開発の賞与や昇給、インセンティブ制度についてご紹介します。
支給回数/目安月数/評価軸・等級制度の概要
賞与は年2回(6月・12月)支給され、業績連動型でありながらも安定的に支給されています。
目安としては年間4〜6ヶ月分が多い傾向です。
昇給は年1回で、個人の評価や業績、等級制度に基づいて決定されます。
インセンティブは主に賞与に反映される形で、役職手当や成果に応じた加算もあります。
手取り額の目安(年収1,003万円・単身)
年収1,003万円の場合、実際の手取り額はどの程度になるのでしょうか。
税金や社会保険料を差し引いた後の手取り額をシミュレーションします。
月次/年次の概算手取り(控除の簡易内訳)
年収1,003万円の場合、年間の手取り額は約724万円、月あたりの手取りは約60万円が目安です。
控除項目としては、所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険などが差し引かれます。
実際の金額は扶養状況や居住地によって変動しますが、手取り率は約72%程度と考えておくと良いでしょう。
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 10,030,000円 | 835,833円 |
| 所得税 | 約195,500円 | 約16,292円 |
| 住民税 | 約325,000円 | 約27,083円 |
| 健康保険 | 約321,750円 | 約26,813円 |
| 厚生年金 | 約594,750円 | 約49,563円 |
| 雇用保険 | 約39,000円 | 約3,250円 |
| 介護保険 | 約88,400円 | 約7,367円 |
| 手取り | 約7,240,600円 | 約603,383円 |
福利厚生・待遇
NTT都市開発は福利厚生も充実しており、働きやすい環境が整っています。
ここでは休暇制度や金銭面のサポート、キャリア育成制度について詳しくご紹介します。
休暇・働き方(有給取得率/在宅・フレックス)
有給休暇取得率は87.6%と非常に高く、完全週休2日制、夏季休暇、ライフプラン休暇、結婚・出産休暇など多彩な休暇制度が整っています。
また、リモートワークやフレックスタイム制も導入されており、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
働き方改革の推進により、柔軟な勤務がしやすい環境です。
金銭系(退職金/住宅手当/持株会/年金)
住宅補助費や社宅の提供、退職金制度、財形貯蓄、持株会、企業年金など、金銭面の福利厚生も手厚いです。
特に住宅補助は勤務地近くの社宅や貸住宅への補助があり、生活コストを抑えられます。
また、健康増進のための人間ドック受診補助もあります。
育成・キャリア(研修/公募/異動制度)
OJTや座学研修が充実しており、不動産業界未経験でも基礎から学べる環境です。
配属後すぐにプロジェクトに関わる機会があり、若手でも成長できるチャンスが豊富。
また、社内公募や異動制度もあり、キャリアの幅を広げやすいのも特徴です。
NTT都市開発は激務?労働時間の実態
「大手デベロッパー=激務」というイメージもありますが、NTT都市開発の実態はどうなのでしょうか。
平均残業時間/みなし残業の有無/休日日数
平均残業時間は30.6時間/月(2023年度)と、やや多めですが、みなし残業ではなく実働分がしっかり支給されます。
年間休日は120日以上、完全週休2日制で、繁忙期以外はワークライフバランスも取りやすい環境です。
働き方改革の影響で、リモートワークやフレックスも活用されています。
口コミ・評判
実際にNTT都市開発で働く社員の声を集めてみました。
年収や働き方に関するリアルな口コミをご紹介します。
年収に関する良い口コミ
「30代後半で主任になり、年収が700万円を超えました。課長クラスになると900万円台に到達し、役職が上がるごとに給与も大幅アップ。
大手グループの安定感と、ベンチャー的なスピード感が同居していて、成長できる環境です。」(40代・開発部門マネージャー)
「基本給は業界平均よりやや高めで、残業代もきちんと支給されます。福利厚生も手厚く、グループ会社ならではの制度の恩恵を感じています。」(30代・プロパティマネジメント職)
年収に関する悪い口コミ
「部長以降の昇進は狭き門で、役職が上がらないと年収も頭打ちになる印象です。
また、繁忙期には残業が増えるため、ワークライフバランスが崩れることもあります。」(匿名・口コミサイトより)
「若手のうちは年収が他の大手デベロッパーと比べてやや低めに感じることも。成果主義の側面が強く、評価によって差が出る点は注意が必要です。」(20代・開発企画職)
採用大学の傾向
NTT都市開発は全国の有名大学から幅広く採用を行っています。
特に、早慶・旧帝大・MARCH・関関同立などの上位校出身者が多い傾向です。
選考では論理的思考力やコミュニケーション能力、チームワークが重視される傾向があります。
NTT都市開発に向いている人・向いていない人
自分に合った企業選びのために、NTT都市開発の向き・不向きをまとめました。
- 向いている人
- 安定した高収入を目指したい人
- 大規模プロジェクトに関わりたい人
- 成長意欲が高く、成果主義を楽しめる人
- ワークライフバランスも重視したい人
- 向いていない人
- 激務や残業が苦手な人
- 安定志向だけで挑戦を避けたい人
- 成果主義や評価制度に抵抗がある人
- 変化の多い環境が苦手な人
FAQ
Q. NTT都市開発の平均年収・中央値はいくら?
A. 直近2024年度で平均1,003万円。
中央値は公開値はありませんが、平均の0.9〜0.95倍(約900万円〜950万円)と推定されます。
この推定は、一般的な大手企業の年収分布をもとに算出しています。
Q. 何年目で600/800/1000万円に届く?
A. 600万円は20代後半〜30代前半(主任クラス)、800万円は30代後半(課長補佐〜課長クラス)、1000万円は40代前半〜中盤(課長〜部長クラス)が目安です。
評価ランクや昇進スピードによって前後しますが、成果主義のため早期昇進も可能です。
Q. 年代・職種で年収はどのくらい違う?
A. 20代は464〜618万円、30代は824万円前後、40代は1,051万円、50代は1,277万円。
開発職は800〜1,200万円、営業職は600〜1,000万円(インセンティブあり)、総合職は500〜900万円が目安です。
Q. 初任給と新卒1年目の想定年収は?
A. 学部卒月給300,000円・院卒月給320,000円、想定年収は約420万円〜450万円(残業月20hモデル)。
賞与や手当込みで1年目から高水準です。
Q. 残業時間やワークライフバランスは?
A. 平均残業30.6h/月、有休取得率87.6%、休日日数120日以上。
働き方改革やリモートワークの導入で、ワークライフバランスも向上しています。

